
有馬籠本店からのお知らせ
2023.08.07
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有馬籠のご紹介

太閤秀吉公や、茶祖千利休と所縁の深い有馬温泉に栄えた有馬籠は、主に花器として茶道の中で愛用されてきました。
全盛期であった明治期には、竹ザルや手提げ籠など生活用品の製造も行われましたが、数ある従業者が廃業する中で、当工房が現在も製造元として唯一残っているのは、茶人の方々より花入としての味わいや風合いをご支持いただいたおかげです。 有馬籠の製造元が当工房だけになった現在は、カトラリーやインテリア、ハンドバックなど、ライフスタイルにあった竹工芸品の製造もすすめています。
兵庫県 伝統的工芸品

有馬籠(ありまかご)とは、当工房で製造される花入を総称した呼び方です。
よく誤解されますが、「有馬籠」という花籠や製品があるわけではありません。
轡昭竹斉を代表とする当工房の職人が製造した花入を、総称して有馬籠と呼んでいます。
有馬籠は、1991年に兵庫県知事より伝統的工芸品に指定されました。
これは、国の(経済産業大臣指定)伝統的工芸品と同様に、長い歴史と地域の風土に培われ、洗練された工芸品であって、人々の生活の中で愛用され続けているものが指定されます。
伝統工芸品は、単に歴史的背景があるだけのものではありません。伝統工芸品は、長い歴史とその郷土の暮らしの中で育まれ、今日まで受け継がれてきたものです。